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※表内の『 - 』は、未測定の項目です。

人参
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
2024/11/27 青森県 フルーツ夢人参・
山本さん
26.6 9.0
2024/11/07 北海道 フルーツ夢人参・
メマンペッ
20.8 9.0
2024/10/17 北海道 フルーツ夢人参・
メマンペッ
14.2 8.1
2024/08/08 北海道 フルーツ夢人参・
メマンペッ
3.3 9.2
測定レポート 『青森県産 特別栽培 フルーツ夢人参・山本さん
測定日 産地 品名 1本の
重量
硝酸態窒素
(ppm)
糖度 (Brix) β-カロテン
(㎍/100g)
α-カロテン
(㎍/100g)
β-カロテン当量
(㎍/100g)
2024/11/27 青森県 フルーツ夢人参・
山本さん
109.0g 26.6 9.0 3,000 4,500 5,300
山本さん人参1127
青森県・山本さんが栽培される、人参を測定しました。
前回は、今夏2024/7/3に測定をおこなっています。

青森県の人参出荷量は多く(過去、出荷量が全国4位)、
北海道など近隣産地の出荷タイミングを調整しながら、
3月くらいまで出荷されます。

冬の寒さに当てられ育った人参は、
甘みや栄養価が増してフルーティーな味わいとなります。

硝酸態窒素は前回とくらべ、
6.9ppm➡26.6ppmと検出されました。

過去アルファーでの測定結果を見ると、
熊本県・藤本さんの人参や北海道・メマンペッ人参も、
10~11月の測定で、同じように少し数値が高い傾向が見られます。

糖度は9.1度➡9.0度と検出されています。
前回数値と、ほぼ同程度の数値です。

又、カロテノイドの各数値は、
β-カロテン:2,900➡3,000
α-カロテン:7,800➡4,500 
β-カロテン当量:6,800➡5,300 と検出されています。

前回よりも、数値が控えめです。(吉田紗知子)
玉ねぎ
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
外皮 中央 おしり
2024/09/04 北海道 中村さんの玉ねぎ NEO 検出せず 7.6 9.7 9.5
2024/08/07 奈良県 益田さん 奈良玉ちゃん 検出せず 6.9 12.7 11.5
2024/06/17 兵庫県 新家青果さん
あまたまちゃん
検出せず 6.9 8.1 10.0
2024/06/17 兵庫県 新家青果さん
夏のさらだちゃん
検出せず 5.6 8.1 8.6
測定レポート 『北海道産 特別栽培 中村さんの玉ねぎ NEO
測定日 産地 品名 1本の重量 硝酸態窒素(ppm) 糖度 (Brix)
外皮 中央 おしり
2024/09/04 北海道 中村さんの玉ねぎ NEO 273.0g 検出せず 7.6 9.7 9.5
中村さんの玉ねぎ0904

北海道・中村さんの玉ねぎNEOの測定を行いました。
前回は、今年冬、2024/1/24に測定を行っています。

北海道の農政部が発表しているレポートでは(最新、9/1発表分)
「生育は平年よりやや早く進んでいるものの、収穫作業は平年並の速度で進んでいる」
と記載・発表されていました。
今年は連日の暑さや、突然の豪雨等、北海道内でも不安な天候が続きましたが、
平年に近い通常通りで収穫・出荷が行われている様子です。

硝酸態窒素は、検出されませんでした。
糖度は、
おしり:12.6→9.5 中央:11.9→9.7 外皮:8.9→7.6と検出されました。
冬に測定した個体よりも、各数値低めの数値が検出されました。

玉ねぎは、高温環境が得意な野菜ではない為、
今年も厳しい環境を乗り越える形となりました。
その中で育った事を考えれば、決して悪い数値ではないと感じます。

試食してみても、甘味や味が強く出ている玉ねぎであると感じました。
(吉田紗知子)
ごぼう
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
中央 根元 中央 根元
2024/10/22 北海道 和田さんの畑ごぼう 363.9 327.7 17.7 15.5
2024/10/22 宮崎県 風土の畑ごぼう 33.9 20.3 21.2 20.0
2024/7/10 北海道 和田さんの畑ごぼう 106.2 110.7 15.9 14.6
2024/6/17 宮崎県 風土の畑ごぼう 379.7 1324.4 20.2 10.4
測定レポート 『北海道産 和田さんの畑ごぼう
測定日 産地 品名 重量 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
中央 根元 中央 根元
2024/10/22 北海道 和田さんの畑ごぼう 185g 363.9 327.7 17.7 15.5
和田さん風土さん比較

北海道産・和田さんの畑ごぼうの測定を行いました。
前回は、今年の2024/7/10に測定を行っています。

和田さんのごぼうは今作は全体的に少し小柄だそうです。
今回、同日に「宮崎県・風土さんの畑ごぼう」の測定を行いましたが、
その風土さんの個体と比べると、直径が一回り小さい様子が分かります。

硝酸態窒素濃度は、
中央:106.2ppm➡363.9ppm 根元:110.7ppm➡327.7pm
と検出されました。

前回測定時は、
前作在庫の最後の方に当たる検体=硝酸態窒素を使い果たした個体
ということもあり、とても低い数値が検出されていました。
ですので2024/1/24測定時の、
中央:370.6ppm 根元:388.7pm等の
数値と比べると、大きな増加や違いは見られないと考えられます。

糖度は、
中央:15.9度➡17.7度 根元:14.6度➡15.5度 と、
硝酸態窒素の欄で記載した通り、前回は前作在庫の最後の方に当たる検体で、
収穫から日時が経っていることから、
硝酸態窒素の消費、糖度の低下が起こっているのではないかと、
前回測定時には、予測が立てられていました。

今回、糖度数値が前回よりも高く、例年通りに近い数値となっていることから、
上記の予測を補足できる結果となりました。
(吉田紗知子)
にんにく
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
2024/02/22 兵庫県 養父養生にんにく 金郷純白 検出せず 33.6
2021/05/14 兵庫県 養父養生にんにく 金郷純白 検出せず 25.9
2020/05/29 兵庫県 養父養生にんにく 金郷純白 検出せず 29.1
2020/03/17 兵庫県 養父養生にんにく 金郷純白 検出せず 32.3
測定レポート 『兵庫県産 養父養生にんにく 金郷純白』
測定日 産地 品名 1玉の
重量
硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
2024/02/22 兵庫県 養父養生にんにく
金郷純白
61.1g 検出せず 33.6
金郷純白の中身
ひねのにんにくを測定したのは、約4年ぶりです。
その時の測定日は、2020/3/17で、近い時期の測定となりました。

結果、硝酸態窒素は検出されず、糖度は33.6度でした。
過去の傾向と比べてみると、
「生」 よりも 「ひね」 の方が糖度が高く出ています。
単に水分が飛んだからということも考えられますが、
熟成が進んで糖が増えたということも言えそうです。

擦り下ろしたとき、もっと臭いを強く感じるかと思いましたが、思いのほか控えめでした。
(渡部智加)
生姜
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
2024/10/23 高知県 四万十源流生姜 16.8 3.9
2024/10/23 高知県 四万十源流生姜【赤】 26.0 4.4
2024/02/07 高知県 四万十源流生姜 3.2 3.6
2024/02/07 高知県 四万十源流生姜【赤】 5.0 3.4
2024/02/07 高知県 四万十源流生姜【黄】 12.2 1.7
測定レポート 『高知県産 特別栽培 西村さんの四万十源流生姜 土佐一・赤』
測定日 産地 品名 品種 重量 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
2024/10/23 高知県 西村さんの
四万十源流生姜
土佐一 283.5g 16.8 3.9
赤生姜 305.5g 26.0 4.4
生姜1023

西村さんの新物、四万十源流生姜2種の測定を行いました。
今年2024/6/28には、ひねの生姜を測定しています。

測定日前日、産地で頂いた物をそのまま本社で測定を行うという、
非常に新鮮な状態で測定を行う事が出来ました。
それでも、赤生姜は特に、収穫直後よりも赤い色が薄くなっている等、
変化の速さ・激しさを感じます。

生姜は、降水量で豊作・不作が左右されます。
産地・高知県は気象庁の歴代降水量各ランキングをみても、
全国的にトップレベルの降水量が記録される地域です。

ですが、今年は全国的に雨が降らない日が多く、
生産者各自の栽培技量が試される年となりました。

長年栽培を行い、高い技術をお持ちの西村さんは、
一定数量の収穫が可能な状態になっているそうですが、
収穫に苦戦されている生産者様も多々見られるようです。

昨年同時期(2023/10/23)に新物を測定した際の数値と比べると、

【土佐一】
硝酸態窒素:(昨年)17.2ppm→(今年)16.8ppm、
糖度:(昨年)4.8→(今年)3.9

【赤】
硝酸態窒素:(昨年)94.9ppm→(今年)26.0ppm、
糖度:(昨年)5.1→(今年)4.4

となっており、前年の新物に比べ、
硝酸態窒素・糖度 数値共に低い数値が今年は出ていると感じます。
(吉田紗知子)
長芋
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
上部 中部 下部 上部 中部 下部
2024/08/08 北海道 和田さんの長いも 38.1 - - 4.8 -
2024/04/16 北海道 和田さんの長いも 35.7 25.5 21.7 5.8 5.8 5.7
2024/04/16 北海道 和田さんのねばりスター 41.0 51.5 16.0 7.8 8.0 7.0
2023/02/09 北海道 和田さんのねばりスター 31.0 - 7.9 6.7 - 7.1
測定レポート 『北海道産 和田さんの長いも』
測定日 産地 品名 1本の重量 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
上部 中部 下部 上部 中部 下部
2024/08/08 北海道 和田さんの長いも カット状態の為不明 - 38.1 - - 5.8 -
長芋とねばりスターの比較
和田さんの長いも(N-10) を測定しました。
前回は今年、2024/4/16に測定を行っています。

カットされた、一部分のサンプルを頂きましたが、
形状から推測で「中部」として測定を行いました。

又、カット部分の上・下端をそれぞれ測定し、数値平均を割り出しています。

測定数値を見てみると、糖度は上下どちらも5.8と、
差が見られなかった事に対し、
硝酸態窒素の残留濃度は、上:44.1、下:32.1 と、
今回のような、短い部位だとしても、数値の差が見られました。
前回測定レポートに記載されている臆測や数値結果通り、
今回も、下部に行くにつれ、低い数値が検出されています。

【前回(2024/4/16)備考欄、硝酸態窒素の残留濃度と部位の関係について】
過去測定では、下部に行くにつれ、低い数値が検出されています。
下部は、地上部から遠い方です。長いも の成長点は、本部位にあります。

他の部位と比べて、下部の方が成長が盛んであるため、窒素分が使われ、
硝酸態窒素の残留濃度が
下部 < 中部 < 上部 となっているのではないかと推測されていました。

ねばりスターの粘りの印象が強く、注目されがちですが、
長いも(N-10)も、程よい粘りと水分を持ち合わせており、
(自宅でサンプルを調理した際)
とろろご飯にすると、とても美味しく仕上がりました。
(吉田紗知子)
サツマイモ
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度(加熱後) 測定レポートは
こちら
2024/10/10 香川県 宮下さんの紅はるか 検知せず 40.7
2024/10/10 鹿児島県 糖蜜あんのう芋 検知せず 45.5
2024/09/26 福井県 吉村さんのほっこり金時 検知せず 28.3
2024/09/10 香川県 宮下さんの
ハロウィンスイート
2.0 35.0
測定レポート 『香川県産 宮下さんの紅はるか
測定日 産地 品名 1本の重量 硝酸態窒素(ppm) 糖度 (Brix)
上部 中部 下部 上部 中部 下部 加熱後
2024/10/10 香川県 宮下さんの紅はるか 95.0g 0.0 0.0 0.0 - - - 40.7
紅はるか1010

香川県産・宮下さんの紅はるかの測定を行いました。
紅はるかは前回、今年2024/1/18に測定を行っています。

前回測定を行った個体は、重量:195gでしたが、
今回は、95gとかなり小柄な個体での測定となりました。

今年、宮下さんの紅はるかは、収穫量が少なく
取り扱い期間が1週程と、とても短い商品となりました。
今回測定用に置いていただいた物も、終了直前の物である為、
小さい個体での測定となりました。

糖度は 加熱後:40.7 と検出されました。

小さい個体といえど、
同産地のハロウィンスイートの糖度:35、
福井県・ほっこり金時の糖度:28.3と比べても、
高い数値であることが分かります。

実際に試食をしてみても、力強い甘さを持っていました。
ねっとり系の甘さではなく、
すっきりと鼻に通るような爽やかな甘さであると感じます。

【糖度数値について注意】
さつまいもは「加熱して甘さを引き出し、ホクホク感を味わう」 野菜である為、
6/17 吉村さんのほっこり金時の測定から、加熱後の糖度測定を開始しました。
焼き芋のように低温でじっくりと熱を通すと、糖化が起こりやすくなることから
結果として糖度も上がりやすいため、
よくweb上などで紹介されている焼き芋の糖度とは、
比較条件が異なることはご留意ください。

(吉田紗知子)
里芋
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
2024/11/27 福井県 建石さんの里芋
【麻奈姫】
7.7  6.8
2024/10/21 高知県 満天里芋 8.7 6.0
2024/06/06 鹿児島県 南国与論の里芋 16.8 7.5
2024/03/26 鹿児島県 南国与論の里芋 11.0 5.0
測定レポート 『福井県産 建石さんの里芋【麻奈姫】』
測定日 産地 品名 品種 検体 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
2024/11/27 福井県 建石さんの里芋
【麻奈姫】
89.0g 7.7 5.4
中  62.2g 4.1 6.8
建石さん里芋1127
福井県・建石さんの里芋を測定しました。
過去、取り扱いがあった産地様ですが、測定は今回が始めてです。

建石さんが育てている里芋は、
大野在来種の「上庄の里芋・麻奈姫」。

福井県大野市の「故郷の味」として、特産品ともなっています。
もち米に似たデンプン質が豊富に含まれており、
他には無い美味しさを持っているとして、
ブランド産地・里芋と知られています。

煮込んでも煮崩れしにくいので料理がしやすく、
産地ではアイスにも使用される等、幅広く加工されています。

測定数値は、各個体で
大:硝酸態窒素濃度:7.7ppm 糖度:5.4度
中:硝酸態窒素濃度:4.1ppm 糖度:6.8度
となりました。

試食する為に加熱を行うと、
品種・商品説明通りの粘りが見られました。
レンコンを測定した時のような、糸引きが見られました。

口に入れた際も、もっちり感がよくわかります。
粘りが強く感じれれる、加熱してすぐ・熱いまま食べる
調理法に向いている里芋だと感じます。
(吉田紗知子)
ゆり根
※『外側』は 最も外側にある鱗片、『内側』は 最も内側にある鱗片を指す。 硝酸態窒素の測定は、『外側』を使用。
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
外側 内側 外側 内側
2021/12/02 北海道 山西さんの百合根 2L 検出せず - 25.9 28.2
2021/12/02 北海道 山西さんの百合根 3L 検出せず - 27.7 28.4
測定レポート 『北海道産 山西さんの百合根』
測定日 産地 品名 サイズ 重量 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
外側 内側 外側 内側
2021/12/02 北海道 山西さんの百合根 2L 191.3g 検出せず 25.9 28.2
3L 270.0g 検出せず 27.7 28.4
1玉と鱗片の重量
百合根の可食部は、鱗片が複数重なった、鱗茎と呼ばれる部分です。
2Lサイズと3Lサイズ別に測定しました。
また、最も内側にある鱗片と、
外側にある鱗片とで糖度に違いはあるのかも、検証しました。

結果、サイズによる大きな違いはなさそうでしたが、内と外では糖度が違い、
どちらも内側の鱗片の糖度が高くなりました。

この結果は、タマネギの根付近や中心の糖度が、
外側より高くなるのと同じ理由と考えられます。
(渡部智加)
レンコン
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
2024/03/26 石川県 加賀美人れんこん 検出せず 8.1
2023/09/01 石川県 加賀美人れんこん 検出せず 7.5
2022/10/20 山口県 特別栽培 岩国レンコン 検出せず 11.4
2022/10/20 山口県 慣行栽培 岩国レンコン 検出せず 9.6
2022/08/26 徳島県 佐々木さんの吉野川レンコン 検出せず 9.4
測定レポート 『石川県産 特別栽培 加賀美人れんこん』
測定日 産地 品名 検体 1節の
重量
硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
2023/10/10 石川県 加賀美人れんこん A 332.5g 検出せず 8.1
B 144.6g 検出せず 8.4
粘りの変化と錆を落とす前後
石川県産のレンコンを測定いたしました。
今年9月に測定した物と、同じ生産者・産地です。

夏・収穫開始直後のれんこんは、シャキッとした食感・さっぱりとした味で、
秋から冬にかけて、デンプン質が蓄積され、
もっちりと粘りのある食感に変化ていきます。

今回は、上記の変化を比べる為に再測定を行いました。
300gを超える大きな個体と、144gの小さな個体の2つを測定しています。

今回も、表面の赤さびを拭き取ってから測定を行いました。
2個合わせて、10分程磨くように拭いています。
泥のように粘着質ではない為、手に付着しても、
水で簡単に洗い流す事が出来ました。

切った際の糸引きについて、前回は少ない印象でしたが、
今回は写真にもしっかり写る程、多く太い糸引きが見られました。
前回写真と比べると、違いがはっきりと分かります。

又、断面同士を遠ざけても、なかなか切れない強度が見られました。
過去、他産地の測定を行いましたが、その中でも一番、
引いた糸の残留時間が長いと感じます。

加賀で育つれんこんについて、
もっちり感や強い粘りをPRポイントにされている、
生産者・販売店が多く見られますが、
その通りの強度が、糸引きの様子に見られています。

糖度は大きい個体Aが8.1、小さい個体Bが8.4と検出されています。
9月の数値は7.5でしたので、糖度が上がっている事が分かります。

又、硝酸態窒素は検出されませんでした。
(吉田紗知子)
キクイモ
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
2024/11/07 山形県 遠藤さんのキクイモ 3.4 18.7
2024/02/07 山形県 遠藤さんのキクイモ 1.4 19.0
2023/12/14 山形県 遠藤さんのキクイモ 4.0 20.3
2022/10/14 高知県 明神さんのキクイモ 検出せず 20.0
測定レポート 『山形県産 遠藤さんのキクイモ』
測定日 産地 品名 重量 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
中央 先端 中央 先端
2024/11/07 山形県 遠藤さんのキクイモ 110.4g 3.4 3.8 18.4 18.7
キクイモ1107
遠藤さんのキクイモを測定しました。
前回は今年2/7に測定を行っています。

キクイモに含まれるイヌリンは、
グルコース(ぶどう糖) と フルクトース(果糖) の重合体です。
上記が糖度として測定される為、
キクイモの糖度は、野菜の中でも非常に高く出る傾向にあります。

細長い個体だったので、
中央と先端の二か所に分けて測定を行いました。

結果は、前回測定時と比べると、
【中央】
硝酸態窒素:1.4ppm➡3.4ppm
糖度:19.0度➡18.4度

【先端】
硝酸態窒素:1.6ppm➡3.8ppm
糖度:20.3度➡18.7度

と、全体的に硝酸態窒素は微増し、
糖度も微減する結果となりました。

前回測定時に見られた、
若干先端の方が硝酸態窒素濃度・糖度共に高い
という傾向は、今回も見られました。
(吉田紗知子)
もものすけかぶ
測定日 産地 品名 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 測定レポートは
こちら
2024/11/19 奈良県 益田さんの
もものすけかぶ
36.6  280.2 10.5 6.6
2023/11/16 奈良県 益田さんの
もものすけかぶ
58.8 24.9 10.0 6.2
測定レポート 『奈良県産 益田さんの もものすけかぶ』
測定日 産地 品名 重量 硝酸態窒素 (ppm) 糖度 (Brix)
中央 先端 中央 先端
2024/11/20 奈良県 益田さんの もものすけかぶ 175.0g 36.6 280.2 10.5 6.6
もものすけかぶ1120
奈良県・益田さんの、もものすけかぶの測定を行いました。

2021年以降お休みになっており、
昨年2023年に取り扱いが再開した もものすけかぶですが、
今年も案内する事が出来ました。

もものすけかぶは、
知る人ぞ知る幻の「サラダカブ」と言われています。
柔らかで苦味は無く、甘みがあり、多汁質の肉質が特徴です。

カブの中心は白く、
皮付近にいくにつれて赤紫色の面積が増えています。

身を擦り下ろして絞り、検査用の液を採ると、
(掲載画像参照)鮮やかな赤紫色が見られます。

この自然が生み出す色合いを料理に求めて、
もものすけかぶを探される・購入される方も多くおられます。

糖度は、前回と比べると、
葉:10.0、根:6.2 ➡葉:10.5、根:6.6
と検出されました。

葉の方が高い糖度値である事は前回同様ですが、
若干、前回よりも高い数値となりました。

硝酸態窒素は、
葉:58.8、根:24.9 ➡葉:36.6、根:280.2
と検出されました。

葉の数値は減少していますが、
根の方が数値が高い結果となりました。(吉田紗知子)

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